新独坐法

人間関係すべてに,契りが存在する。

画題: 鴛鴦(えんおう)の契り―オシドリ オシドリ夫婦の代名詞として、
中国の水墨画には、好んでよく描かれています。
戦国の忠誠心の意味も含まれています。

鴛鴦(えんおう)の契り=おしどり

禅語: 和敬静寂(わけいせいじゃく)

現代意訳
和敬清寂は茶道の心得で使われています。が、
茶道をしない一般人に馴染みがないので、画のオシドリ夫婦にあてはめてみます。

鴨科の中で、ひときわ派手な冠羽や美しい色彩のオス、
一方は、色彩の地味なメスは、つがいで寄り添って生きています。

 
和とは無理に同化する事でなく、互いの持ち味、個性を受け入れ、
心を合わして穏やかに協力し合う意味です。すなわち和敬清寂です。

そこに鴛鴦の契りと重なります。


主従関係、職場の人々、夫婦、家族といえども、それぞれ立場や個性、価値観が違います。
それらを敬い、認め合ってこそ、オシドリ夫婦という関係になります。
そこに暗黙の契りが存在します。


生き方において、みんな考えが違っていて、当たり前だと割り切れれば
対人関係の軋轢や分かり合えない関係に、
怒り、葛藤し、もたらすストレスが随分緩和されます。

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復活現代禅画 ~鴛鴦(えんおう)の契り:オシドリ~

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