画題: 砂紋から読む円相
禅語: 円相(えんそう)
現代意訳
石庭の枯山水は、古くからの伝統を踏襲して、川と海を砂の波紋で、
表現していますが、
一円相という別の角度から見てみると
円はぶつかる処がなく重なるところもなく、足りないところも
余分な所もない、
禅宗の悟りの形象であり心性の完成を示しています。
いわゆる、円は宇宙であり、地球がすっぽり入っている境地。
一般的な言葉では、円熟、円満、に相当して理想形です。
現実には、時には突っ張ったり、拘ったり、怒ったり、
落ち込んだり、四角四面は避けられないのかもしれません。
でも、それにより疲れたり、精神に負担がかかり、ストレス漬け
になってしまいます。
気がつかないままで、過ごしている事自体が問題なのです。
円相には初めも終わりも、生も死にもつながっていて、
絶えず循環しています。所詮人の力では、変えられないものです。
この流れに沿って、任せておく生き方をすれば、
思い悩む事が確実に少なくなります。
角や尖がったところは、引っ掛かります。
削って丸くすることで、何事も穏やかに済ますことが出来ます。
何事が起きても、心の平穏を取り戻しておく方法を知る事が重要になってきます。
参考:新独坐法YouTube動画
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