禅の教え

無一物中無尽蔵(むいちもつちゅうむじんぞう)その二

その一で断捨離を説明しましたが、同じ意味を角度を変えて表現した有名な禅語です。無一物中無尽蔵とは、何も持たずにいたら、逆に何でも手に入っているのと同じ と言う意味です。

大事に抱えてるカバンがあるとして、一度カバンの中の物すべて空っぽにしたら、なんでも楽に入れられるようになります。我々の脳も一緒で、

日頃忙しく頭を使い、悩みストレスを抱えた脳を一度空ッポにすると、同じ物でも新鮮に変わり何でも楽に受け入れられるようになります。方法は私の新独坐法を試したら実感出来ます。

天から我々に、命、時間、言葉、太陽、月、家族、教育その他個人の能力等が与えられております。それらを失われる事を恐れて、自分の物だと抱え込もうと、すればするほど自分の物だ、自分のもので無いと言う境界が出来てしまいます。その境界を無くしたらどうでしょうか?

物ごとが在る、無いに執着がなくなれば、自分の心の中には世界のすべてが入っています。
自分の自由意志や感性で生きられるようになると言う事になります。

求道家  芝暗生

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