今回の画題 ありし日の母の想い出
![](https://shindokuza.com/wp-content/uploads/2021/02/IMG_20210201_110130-1024x812.jpg)
禅語 赤心片片(あかしんへんぺん)
意訳
赤心は生まれたての赤ん坊の心、ここでは母の愛一杯に育った純粋無垢な幼少の頃の心
片片はすべての関わりにおいて、何の偏見も持たず純粋な真心で接する事。
人は成長するにつけ、要領や悪知恵も働き、生存競争の中では特に自分本位打算で人に
接していて、騙されない様に、人を警戒して決して本心を明かそうとしません。
人生経験豊富になるにつけ、それが生きる為の知恵だと錯覚しています。
注意する事と、警戒や恐れとは全く違うものです。
赤ん坊の無垢な心、母の愛いっぱいに育ってた頃の純粋な心はいつしか忘れています。
母を悲しませるような、人を傷つけた事や人を陥れた事は無いと言えますか?
今までの行いを振り返って見て、接してる人やモノに対して誠意を込めて接していましたか?
自分を取り巻くすべてのものに、偏見を持たず、相手を認めて真心こめて接すれば、
見落としてた多くの事が在るのが気付きます。
人は認めてくれる相手には心を開くように出来てるからです。
復活 現代禅画 ~ありし日の母の想い出 合掌~
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