画題: 心には光も入る、風もそよぐ。
禅語: 誰家無明月清風(たがいえにか、めいげつせいふうなからん)
現代意訳
どの家にも、自然の月光は届くし、清々しい風を運んでくれています。
[明月清風]なのです。
そのまま人の仏性(仏心)を表しています。
誰にでも、仏心(人間性、慈悲の心)が備わっています。
大犯罪を犯した人も必ず理由があります。罪を憎んで人を憎まず
が法の精神です。
自分にとって、憎い、嫌な人でも、誰かにとっては優しく、温かで、
愛されてる大切な存在かもしれません。
私の経験からも、毛嫌いしてた人でも、距離を置いている内に、
いい人だと解る事が多くあります。
恥ずかしながら、殆どだと、言っていいくらいです。
見た目や少しの接触で、この人はダメだ、悪者だ、嫌だ、敵だ、
と決めつけるのは、早とちりすぎます。
その思い込みを外せば、その人の中に、清い人柄、純粋な光り
の存在を見つけられます。
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