画題は、秘境に現れた逆さ氷柱(つらら) 普通は、軒先や山の崖氷柱、
氷瀑のように雫が垂れて下へ下へと成長します。洞窟や秘境の湿地では上に上に伸びていきます。
禅語=鶏寒上樹鴨寒下水(とりさむくしてきにのぼり、かもさむくしてみずにくだる)
現代意訳
鶏は寒いと木に登り、鴨は寒いと水に潜る。
同じ鳥の仲間でも、寒さに対する反応や行動が全く異なります。
同じ氷柱も、水の変化で
下に下に成長するもの、上に上に成長するものがあります。
我々同じ人間でも、生き方への取り組み、考え方、価値観がそれそれぞれに違います。
成功した人や、偉業を為し得た人のやり方をいくら真似ても、自分に合ってなければ
同じように巧く行くものではありません。
時間かけても自分なりの生き方を見つけ、信念を持って行動すれば、
自分自身の個性、感性を磨き上げる事につながります。
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