新独坐法

人生は、はかなく、移ろい、しかも短い!

今回の画題は、渡る世間は露に似て 私が高齢になって今実感してる人生観です。
人生ははかなく移ろい、しかも短い まさに朝露のようである。

渡る世間渡る世間は露に似て

漢詩= 如露亦如電(によろやくによでん) 出典金剛経より

現代意訳

人の命は露の如くもろく、稲妻の如く一瞬のうちに消え去る。そのようなものである。
有名な秀吉の、絶句に有るように、
露と落ち露と消えにし我が身かな なにわのことは夢のまた夢

天下の名声を手中にし、なんでも手に入れられる秀吉
しかし 死を目前にして息子秀頼の行く末が案じてならない、

死後の事は、どれだけ権力を持っていようが、思い通りにいかないと引導を渡された。
天下人の嘆きであり、後悔の念による懺悔もあったと思います。

我々の過ごす人生も過ぎ去った夢は一瞬で消え、次から次へと移ろいで行く、
年を取って思う事は、結局人生はいかに、はかなく、短いものだなーと実感させられる事です。

人生の本質がそうであるなら、今の行動こそがいかに大事か解るのでは?

復活現代禅画 ~渡る世間は露に似て~

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#禅画 #禅語 #独坐

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