禅の教え

平家物語をひらく

平家物語の内容は、修行寺から聞こえる鐘の声は無常を語り、沙羅双樹の散る花は、勢い有るものも、
必ず衰えるし、栄えて得意になってる者もいつまでも続くものではない、と示しています。
ちょうど春の夜に、見る夢と同じで、威勢があり、烈しく盛んな者とて結局はいつかは滅び去る。

まるで風に吹き飛ばされる塵のようなものである。

今回は画では無く、私の心に沁みついている平家物語の言葉を揮毛しました。

諸行無常(しょぎょうむじょう)はすべてのものは、変化して続かない、生き方の根源を教えています。 

この無常の現実を明らかに観て生きて行きなさい と言う進言です。

根底にある意味は、無常を観ずる事は、同時に菩提心が芽生える事となり、本当の幸せを求める第一歩となる。 とつながるとのメッセージです。 菩提心とは何か? 

菩提心は、諸行無常(しょぎょうむじょう)諸法無我(しょほうむが)涅槃寂静(ねはんじゃくじょう)からなる仏教の根本である三法印から生じます。

諸行無常はすべての物は変化する、決してとどまる事は無い。
諸法無我はこの世の一切の物すべては「縁起」で成り立ち単独では存在しない事実
涅槃寂静は煩悩を滅し「苦」を克服した境地は安らかであると言う事実 ~三法印

これらは難行苦行の修行から悟る仏道の知恵で根本になる真理です。
残念ながら一般社会人には、時間も生活にも余裕が無く修行して得る事は出来ません。
俗世ではむしろ三法印の逆の生き方が強いられています。
同時に時代の変化は価値観に大きな相違あります。

そこで平家物語から、日常生活に生かす生き方を読み取るわけですが。

現代禅語 ~諸行無常の奥深く~

我々は日頃苦悩を抱えて過ごし死ぬまで逃れられません。何とか苦悩ストレスは自分でコントールして
心を平穏に戻す事を自分で解決しないといけないのは誰でも解っています。

苦悩に対応し対処する教えは
仏教では、釈迦の悟り得た教えは苦悩も生死も元来である。
道教では陰陽も苦楽も同胞されていてる と教えています。

私は坐禅、立禅で矛盾や問題を抱え、悟り得ず挫折の繰り返しの末に

自ら独坐で、有る、無いに拘らず苦悩はそのままにして、深追いせず、取り越し苦労も押さえる。諸行無常なら(実体無いもの、不確実性のものに拘らず)吐納法、導引法、を使って徐々に、心の中の澱を濾過し放出する訓練法に至りました。

この新独坐法なら誰でも、形や宗教に頼らず、何時でも、何処でも、誰でも、タイムリーに一般社会人の社会生活に応用出来るものと確信します。

禅のイノベーション、ストレス、パニックをセルフコントロールし心の平穏を取り戻す。
新独坐法をYouTube動画にアップしておりますご参考に、

同意味関連ブログ

   禅のイノベーション新独坐法坐主 現代禅画復活画家

#諸行無常 #心理描写 #心療禅画 #独坐



タイトルとURLをコピーしました