新独坐法

挫折して、行動が起こせない時

今回は、行雲流水、天空を覆う白雲と怒涛の流れを描いてみました。
    やがて、一滴の雨水が、悠久の流れと変わり、人々の生きる糧となる飲み水になります。

雲天に移い、水地を走る

行雲流水は禅語では、雲は形を変えながら空をどこまでも漂い、水はとどまる事無く流れていく、雲が山にかかっても、水が岩や障害物にぶつかっても何事もなかったように、
するりするりと自在に変化しながら動いていく。
こんな自由な境地に成れたらという願いであり心構えなのです。

人間は、壁にぶつかったり、不運に見舞われ挫折した時には、身動きできなくなり、
絶望に陥る事は人生で何度も体験します。行雲流水は、周りのものに囚われる事なく、
自由に変化して生きて行く姿を、見事に表現しています。
そんな境地を心に重ねる人々の願いです。素晴らしい教訓と言えます。

実際に囚われてしまって行動が起こせない状況になったらどうするか?

融通が利かず、正直がもたらす性格は、自分で悩みを深刻化し雁字搦めに、
してしまう傾向があります。
無意味なものに執着せず、成り行きに任せて折り合いを付け
自在に行動する事です。

元々不安、絶望と言ったものには実体がなく、不確実性なもので今持つ悩みそのものが
一時的な事象に過ぎないからです。
振り返って見て、過去の苦しんだ悩みはどこに行ったんでしょうか?

喉元過ぎれば、悩み抜いた事はいつの間にか忘れ、新手な悩みに翻弄させられている。
いい時もあり悪い時もあるのが人生であり生きてる証拠です。
行雲流水のもっと奥深い意味は、悩みに実体がなく、人生も、世の中も無常という事です。結局は何事も、なるようにしかならないし又なるようになる としか言いようがないのです。

YouTube動画にアップしています、ストレス、パニックのセルフコントロール法 新独坐法を活用してみてください。                          求道家  芝暗生    

復活 現代禅画 ~雲は天に移ろい、水は地を走る~

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