画題: 生死を別けたもの!
禅語: 別無工夫(べつにくふうなし)
現代意訳
事を決する時 巧くやろうと工夫しない事 を諭す言葉です。
練習やリハーサルで巧く出来たのに本番で失敗したり実力が出なかったり、
ビジネス、試合、受験で、失敗したら終わりだと緊張し悲壮になったり
気負いこんで、やってやろうと思ったとたんに、
力みで心身が強張ってしまいます。
普段の練習や勉学において、十分やったと自分を信じ、
それが下支えになって臨めば、余分な力が入らず集中出来ます。
巌流島の決闘画は 執着心(勝負のこだわり)の在る小次郎の方が
負けました。何度やっても同じです。
武蔵は、修行をし尽くした胆力そのもので、執着心を無に出来るから
勝ったのです。何事も自然体が一番です。
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