今回の画題はいよいよ、恐れおおくも仏教の聖域釈迦の苦行をイメージした、
人を苦しめる正体は何か?に挑んだ6年の死闘 です。
禅語=偏界不曽蔵(へんかいかってかくさず)
現代意訳
我々は、真実や真理(悩みの正体)とは、よほど難行苦行の修行を積み、
学び悟らないと解らないと考えがちです。
しかし、草木、川や海、太陽、月もすべての偏界はあるがままに、
我々に一切隠し事などしておりません。
真実は隠れているものではなく、自分の中に、もともと存在してるもの。
見えないのは自分の心の中に巣くう、拘りや偏見、煩悩の執着心が捨てきれないからです。
釈迦は6年間の断食端座の末についに、宵の明星を目の当たりにして、
その真実を悟りました。
本来、苦も楽も無い、悪も善も無い、汚い綺麗も、生も死もないのだと。
悩みの正体は実体がない不確実なものである 世の事象のすべては常に移り変わる。
諸行無常であると説いておられます。
現代に生かす知恵は、実体のないものに振り回され、落ち込むことは、無いと
自信持つことです。
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