新独坐法

迷うばかりで、先が見えなくなる時

禅語に両忘(りょうぼう)せよ! があります。 
生死、愛憎、勝ち負け、好き嫌い、すべてにおいて我々は対立する事柄の中で生きています。
どれも、どちらかだだと、判断してしまうと、心の葛藤を生み出す事になります。
それ故、迷うと言うジレンマに落ち込み、先が見えなくなってしまいます。

そんな時は、二つに分かれてる事象をいったん忘れる事両忘)です。
いったん立ち止まり、本質は何かを判断する事 が重要と教えています。

しかし直面してる事を、忘れたり、無くすると言った事は、一般人には到底出来ません.

禅の根本に、両忘についても、言葉や文字では悟れません(不立文字)、
講義受けたり、話を聞いて悟れません。(教化別伝)


悟るには、分別心、執着心を無くさない限りダメです。それを無くすにはどうするか? 
艱難辛苦の修行を通して自ら会得するしかない。これが禅の精神です。

私は長い間修行を後期高齢者になるまで続けましたが、身体障害、気力、トイレ、の諸問題でシヤットアウトされ、結局悟るには至りませんでした。

一生かけても悟れる僧がいるでしょうか? 疑問です。

一般社会人には、到底修行はハードルが高すぎて、分別、執着をなくすのは無理です。
社会生活を続ける中で常に起きる、悩み、不安、恐怖、怒り、
ストレスをどうコントロールして、心の平穏を保つか私は考え続けておりました。

坐禅が出来ない身体で失意のどん底で、自らの独坐を通して、

到達した新独坐法は、何時でも、何処でも、誰でも、出来るように、立禅を取り入れ工夫し完成しました。
考え方は

出来ない両忘には拘らず、悩みや不安ストレス、等そのままにしておいて
吐納法(全身呼吸法)導引法(頸力から気を導く)を駆使して、
心の澱を徐々に濾過するセルフコントロール法です。
タイムリーに脳のアイドリングを行い、両忘の態勢をキープすれば穏やかな人生が送れます。

そのままにしとく、そのままとは、事象を追いかけず、取り越し苦労せず、
そのままで心の隅においておく、別の心の働きでコントロールする訓練です。

ストレス、パニックの心のセルフコントロール。新独坐法 でYouTube動画にアップしておりますのでご覧ください。

禅のイノベーション新独坐法坐主 現代禅画復活画家 芝暗生

#禅画 #独坐 #心理描画 #心療禅画

タイトルとURLをコピーしました