画題は、庶民と共に生きた空也上人
仏像は今まで、嫌と言うくらい見てきましたが、空也上人を初めて見た時、なぜか強烈に惹かれました。
念仏の祖と言われていますが、庶民の困った事や橋を架けたり道を補修したり、
災害の救助もされたと思います。ボランティヤの祖と言ってもいいでしょう。
念仏を唱える口から、六体の阿弥陀様が現れる事で有名な上人です。
禅語=人間好事節(にんげんこうじせつ)
現代意訳
日本には美しい四季の移ろいがあります。人にとって一年中が素晴らしい時期、
好時節に恵まれているのです。にもかかわらず、
人は日頃雑多な事に惑わされ,夏は暑い暑い冬は寒い寒い梅雨には身体の調子が悪い、
等と辛さのみに反応し、嫌な事ばかり思って生活していたら人生を楽しめる筈はありません。
空也上人は、人々に手を差しのべ救い、庶民と共に過ごし踊躍念仏(ゆやくねんぶつ)と言い、
今日は好い日じゃ、毎日楽しく生きましょう! と鉦や太鼓で罪を洗い、
上人の元に集まった人々と踊る。どんどん輪が広まっていく。
今一つ考え方を変え、いつだって素晴らしい時ですから、
楽しみの方に、目を向けて過ごしてみたらどうでしょうか?
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禅のイノベーション新独坐法坐主 現代禅画復活画家 芝暗生
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