新独坐法

悩み、不安、恐怖に囚われて暗闇にいる時

禅語に有名な、水月空華(すいげつくうげ)と言う、迷い悩んだ時に対処する言葉があります。
水月とは水に映った月の事、空華は、目を閉じた時にフラッシュする残像のようなもので、どちらも実体のないものです。

空華とは不安、苦しみも同様に実体がなく、不確実なもの、縛られているように見えていても、いつかは跡形もなく去ってしまうものです。

さんざん悩み抜いて、救われる何かを求めて参禅する人が多いです。修行をして暫くすると、提唱の時に、禅宗臨済では、悩み、不安、苦しみがあるのなら、目の前に出してみろ!

と言われます。実体がないものを出せと言うのは無理です。 抱えている悩み、不安、苦しみは個々の事象であって、本質のものではないからです。そんなものにいつまでも囚われていたら心身が持ちません。まったく必要が無く無意味です。

外圧による様々な原因で、ストレスがたまり神経が疲弊したとしても、それに囚われてしまったら暗闇から抜け出せません。その時は本質を見つめてみましょう。自分の心に原因があったんだと気が付きます。

次に心をコントロールして平穏を取り戻す方法が、禅のイノベーション、ストレス、パニックをセルフコントロールする新独坐法です。

復活 現代禅画 ~崖氷柱とて元は雫一滴~

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