新独坐法

涙で描いたネズミ の話

水墨画の名画家として有名な雪舟禅師の事ですから、いろんな逸話が生まれてます。雪舟が坐禅してるとネズミが数匹、膝で遊んで離れないとか、 前にも書きましたが私も座ってるとスズメが膝近くで数匹離れない、長い間に殺意が消えてスズメにとって危機感が去ってるし、何か体臭を感じ餌をくれるかの本能のなせる技です。 野生の動物、魚、鳥、にも云えます。

雪舟が小坊主で修行に入った岡山の宝福寺は、特に厳しく画の事しか頭にない雪舟に体罰として柱にくくりつけ、三っ日当たりで、和尚が様子を見に行くと、足元にネズミがいます。

足か身体をかじられると、病気になるわと、とっさに追っ払おうとしますが、ネズミはそばから離れません。よく見てみると、雪舟が足の指の爪で、涙で床に描いたもの、だった。

原因に対する執着や拘りを捨て、今できる事のみに集中した、 和尚は修行の証だと認め、その後画を描く事に理解したと言う話です。実話でも通じるし、私でもするかもしれません。

人間追い込まれて、失意のどん底まで行ったら、自分が出来る唯一のものに集中し逃れ這い上がろうとする。 そこには過去、未来は無く、今を生きる 事だけなのです。

しかし多忙で余裕のない現代人には、今起きてる不安恐怖、怒り等で、ストレス、パニックになった時、心配のあまり右往左往し、どんどん悪い方向に行く。取り越し苦労のことです。それらから離れられれば、解決の方向に向かうが、それ自体が難しくて出来ません。 

さてどうするか?参禅して30年覚悟して修行しますか? 間に合いますか? 家庭や仕事放つて遠くへ通えますか? 禅以外探しても解決する方法がありませんでした。

私は、静の坐禅と動の立禅 相反する考えを纏め、現代における、一般社会人の日常にすぐ反映できる訓練法を見つけました。

何時でも、何処でも、誰でも、出来る簡単な方法です。

それは、禅のイノベーション、新独坐法 として公開しております。

ストレス、パニックをセルフコントロールして心の平穏を取り戻す目的の簡単な訓練法です。

新独坐法と復活現代禅画  芝暗生

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