画題: 山中を飛ぶ!千日回峰の阿闍梨
自分の限界を突き破り死を乗り越える荒修行で、人間を超えて仏になる修行です。
禅語: 破草鞋(はそうあい)
現代意訳
千日回峰行の延距離は約7万キロ、地球一周に相当すると言われています。
千日回峰行を二回萬行された、酒井大阿闍梨は地球二周分です。
草鞋は、千足履きつぶすそうです。
私は教えを乞いに比叡山に伺った折、見せていただき只驚かされました。
そのように草鞋は、修行の足そのものとなり、足を守ってくれた唯一大切な宝物です。
破草鞋とは、だめになった草鞋の事です。
その感謝の思いを込め禅僧は、綺麗に洗って土壁や土塀の下地スサとして練り込みます。
履物を脱ぐ履く行いには、大切にする心を籠めて、必ず手を添えて揃えます。
草鞋(履物)はその走行距離に比例して、自分の経験や見識、知恵が
上積みされて行くものとも言えます。
本人が自覚していなくても、形成する魅力の土台となり、支えてくれています。
一度よく考えてみませんか?
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